南雲さん

 

かつての絶望消えなずんで、

 

きょろきょろする癖はなくなった。

 

素敵な彼女と生きているんだけど、

 

どっかに行ってしまいそうな危うさ。

 


退屈なこの部屋にはずっと、

 

哲学と妄想がちらついて。

 

先生、大事なのはそこじゃないんだ!

 

狂っているのはお互い様さ!

 


欲望は止まる事を知らない。

 

真夜中に突然目が覚める。

 

真夜中に彼女に電話する。

 

似たような血が流れている。